カスタマイズについて

 「売上猫くん Standard R5」(以下、本製品)を社内のニーズに合わせてカスタマイズしてご利用になりたいお客様のために、本製品のカスタマイズについてご案内いたします。

カスタマイズ可能な製品について

 本製品のカスタマイズを行うには、本製品の「開発版」が必要となります。
 「シングルユーザ版」または「マルチユーザ版」ではカスタマイズはできませんのでご注意願います。

 製品種類については、こちらのページをご覧ください。


必要なスキル

 本製品は旧「売上猫くん 3/4/4.5」と比較し、複雑な構造になっています。
 これは、分離モデルを採用したこと、スクリプト/モジュールの再利用性を考慮した設計になっていること、マルチデータベース対応の設計になっていること(同一ファイル内でSQLデータソースのシステムも開発すること)などによるものです。

 これにより、本製品をカスタマイズするには、中級以上のFileMaker 開発のスキルが必要になると思われます。

免責

 お客様が本製品のカスタマイズを行う場合、お客様の責任においてカスタマイズを行うものとします。
 お客様がカスタマイズを行った結果生じた障害および損害について、株式会社土屋企画はいかなる責任も負いません。予めご了承ください。
 カスタマイズを行うに当たっては、カスタマイズが既存機能の破壊、データ消失、データ損傷などの重大な障害を発生させる可能性があることを十分考慮されるよう、お願い致します。

カスタマイズに関するサポート

  • カスタマイズに関する無償サポートは付属しておりません。カスタマイズに関するサポート(有償)をご希望のお客様は土屋企画までお問い合わせください。
  • カスタマイズを行った時点で本製品に付属する60日間の無償サポートは無効となります

本製品の設計

 本製品には下記の1~3の特徴的設計があります。

1. 分離モデルの採用

 本製品は分離モデル(Blog記事へ)を採用しており、基本となるシステムはアプリケーションファイル(NekoApp.fmp12)とデータファイル(NakoData.fmp12)の2ファイルに分割されています。
 ビジネスロジックやユーザインタフェイスは NekoApp.fmp12に持たせ、NekoData.fmp12にはテーブル以外の要素を極力配置しないように設計しています。
 また、分離性を高めるため、NekoData.fmp12のテーブルでは、計算フィールド、自動入力/入力値制限機能をなるべく使用しないようにしていますが、開発効率を優先し、これらの機能を使用している部分があります。

2. スクリプト/モジュールの再利用性

 本製品はスクリプト/モジュールをできるかぎり再利用できるように設計されています。例えば、見積画面と売上画面の多くの機能は共通または類似しており、設計とスクリプティングによっては、同一のスクリプトを共用することが可能です。

 上図のスクリプトは、[商品ID]入力時に商品マスタ($prodTO)から商品情報をコピーしてきますが、ここで

フィールド設定[FM見積明細::単価; 商品::販売単価]

としてしまうと、見積でしか使えないスクリプトになってしまいます。 そこで上図のように、

フィールドを名前で設定[「Get(アクティグフィールド名)& "::単価; Evaluate($prodTO & "::販売単価")]

 とすることで売上にも対応可能となります(但し、一定の命名規則に基づきTO名、レイアウトテーブル名等を指定する必要はあります)。

 また将来、受注、発注、仕入、入庫、出庫モジュールを追加する必要が生じた場合、上記のスクリプトはこれらのモジュールでも利用可能となります。
 機能拡張する場合、このようなスクリプティング手法は開発・保守効率的には有利ですが、半面、直感的に理解しにくい、初級者には難しいというデメリットがあります。

注:$prodTO は複数のデータベースに対応するよう、本スクリプトの上部で使用するデータベースに応じてTO名をセットしています。

 次にモジュールの再利用性について例をあげて説明します。
 本製品には取引先と商品の検索・入力支援機能が搭載されており、これらの機能により大量に登録された取引先または商品レコードを素早く検索または登録することが可能です。

 取引先の検索/入力支援画面(左図)は取引先検索や見積/売上画面での取引先入力で、商品の検索/入力支援画面(右図)は商品検索や見積/売上画面での商品入力で共通のモジュール(部品)として利用されています。
 これらのモジュールは受注、発注、仕入、入庫、出庫モジュールの追加時や、他システムでの再利用も容易にできるように設計されています。

3. マルチデータベース対応設計

開発段階において、NekoApp.fmp12内では、FileMakerとMySQL両方のテーブル、リレーションシップ、レイアウトが存在し、ひとつのファイル内で複数のデータベースシステムの開発ができるように設計されました。
 しかし土屋企画はお客様が本製品をSQLデータソースを使用したシステム開発に使用されることを前提としておらず、そのような開発を行う場合はお客様の責任において行ってください。

 上記1~3以外にも本製品にはいくつかの特徴があります。これらについては、今後、本サイトにて追記される可能性があります。


開発支援とシステムサポート

 「自社開発をしたいが十分な経験・実績が無い」、「カスタマイズを始めたが思うように進まない」といった問題をお持ちのお客様に、土屋企画は講習、コンサルティング、受託開発の3つのソルーションにより、開発支援を行います。

   また、本製品のカスタマイズにかぎらず、御社または第三者が開発したシステムの保守・仕様変更、VPNやネットワークインフラ、セキュリティシステムの構築などに関してもご遠慮なくご相談ください。


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